飯能市メガソーラー疑惑

阿須山中サッカー場問題解説 by azneko

事業者運営クラブの戦績/飯能市の説明から

飯能市は2020年7月下旬~8月初旬に掛けて、「阿須山中土地有効活用事業について」と題するA4版8ページの小冊子を飯能市内全戸に配付した。

その中に、市側が最優秀事業者運営ユースクラブの実力に関する説明がある。

最優秀提案事業者である一般社団法人飯能インターナショナル・スポーツアカデミーのプロフィール紹介部分。同事業者がいかに最優秀にふさわしいかをアピールしている。ディエゴ・マラドーナを輩出したアルゼンチンBOCAジュニアーズのブランドとノウハウを有すること、他の有力ユースクラブへの入団を果たした優秀な選手を育成したこと(註:時期等の客観的事実は不明)と併せて、令和元年埼玉県クラブユースのU-14選手権大会「サテライトトーナメント2位」との実績が華々しいものであるかのようにアピールしているように見える。

さて、「サテライトトーナメント2位」はとりたててアピールするほどのものなのか。

まず、誤認されやすい用語「サテライトトーナメント」だが、これは、特定の大会名称ではなく、「決勝トーナメント(1部トーナメント)」に対する「2部トーナメント」と同意である。

これは、公募選定終了時期2018年2月から2年後、2020年2月の実績である。

同大会では、39チーム中 第2位。決勝トーナメント35チームと併せて74チーム中37位程度。しかも、2位は2チームあり、上位4位の中の下位2チーム。したがって、この時点では、埼玉県ユースクラブ中、概ね中位程度の実力。世界に羽ばたくことをアピールするほどのものなのか。公募前には取り立てて戦績らしい戦績は残していない。

【「阿須山中土地有効活用事業について」(飯能市発行/令和2年8月号)より引用】

まず、最優秀提案事業者である一般社団法人飯能インターナショナル・スポーツアカデミー(以下「アカデミー」という。)は…(中略)

サッカースクールにおいては、U-15ジュニアユース卒団後にJリーグ
下部組織、国内のサッカー強豪校に選手を送り出すなどの実績を挙げています。また、令和元年度には、埼玉県クラブユースサッカー連盟に正式加盟が承認され、U-14ジュニアユースは同連盟が主催するU-14サッカー選手権サテライトトーナメント(註:2020年2月)において決勝進出を果たし、第2位の成績を残しました。

サテライトトーナメント39チーム中2位2チームのうちの1チーム