飯能市メガソーラー疑惑

阿須山中サッカー場問題解説 by azneko

メガソーラー建設未定なのに工事用道路工事が始まっている

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メガソーラー&サッカー場建設予定地の飯能市阿須山中有効活用事業用地(17ha)の隣地に道路工事が進んでいる。

工事看板によると2020年6月30日が終了時期。開始時期は2018年3月頃との情報を入手した。発注者:飯能阿須山中活性化推進委員会(加藤廣志委員長) 施工者:株式会社田中工業(投資用メガソーラー開発施行で多数実績)ここは、開発対象外の民有地。道路との名目だが、目測では南北に100m、東西200m程度、面積1haを十分に超えて、もしかしたら、県への林地開発許可申請対象工事の可能性がある。

選定事業者が埼玉県に提出した林地開発許可申請は、内容に問題がなければ、2020年5月には本決まりとなりそう。 ただし、コロナショックの影響で若干遅れると思われる。 本体のメガソーラーは埼玉県の林地開発許可を得る必要があるが、まだ、申請前の相談段階の可能性か。コロナの影響もあり早期の認可は困難だろう。開発許可が下りていない段階、しかも2年近く前の着工は早すぎる。

もし申請内容に不備があり、却下されれば、工事用道路にかかる費用数千万円以上(推定)は、無駄な投資ということになりかねない。

林地開発許可を得る前提として「工事用道路の存在」「工事用道路の建設予定が確実なこと」があるとしても腑に落ちない。

「早すぎる理由」を次の通り想像した。

1)申請前から埼玉県の林地開発許可が100%決定している。
2)「林地開発許可が決定したもの」として誰かが誰かを騙して出資させた。
申請却下の場合、あるいは許可を得てからは工事用道路&資材置場として使用

3)メガソーラー開設後あるいは建設ができない場合は用途を変更使用できるとして出資者了解のもとで着工した。用途変更例:墓地。(墓地などに使用可能な土地形状。北向き斜面にはひな壇が造成されている)


1)について 市町村レベルの規模ならともかく、県を巻き込んでのこのような不正は考えにくい。

2)について 開発プロジェクト分裂の可能性が大きいため、これは考えにくいが、1)よりは可能性が高い。

3)について これがもっとも可能性が高い。飯能市の買い上げの可能性があるのではないか。唐沢川沿いの市道は幅員4m未満の部分が多く6m道路の増設は市にとってもメリットはあるが、市道奥は市街化調整区域。将来、上下水道はじめインフラの整備がないエリアへの市道増設の大義名分は成り立たない。