飯能市メガソーラー疑惑

阿須山中サッカー場問題解説 by azneko

造成土量比較:熱海市土石流と阿須山中メガソーラー

盛土は崩れやすく危険である

阿須山中造成土量を熱海市土石流盛土量で割ると、

35.0万立米÷5.4万立米=約6.5倍

崩落土量=大半が開発による盛土、と静岡県が発表している。

あの津波のような土石流の概ね6.5倍もの土量が阿須山中メガソーラー開発用地では切土盛土される。盛土は切り土と比較して、ふかふかで軟弱な状態が長期にわたって継続するため、土砂災害を発生しやすく危険である。多くの住民市民は年々大規模になる大雨・集中豪雨による災害可能性を不安視している。

【根拠】熱海市伊豆山の土石流で崩落した土量を静岡県が次のように発表した。

静岡県熱海市伊豆山地区で発生した大規模な土石流を巡り、県は4日、発生源付近に開発による盛り土が約5.4万立米あり、その大半が崩れ落ちたとの見解を明らかにした。土石流の正確な起点やメカニズムは分かっていないが、「(盛り土があった)最上流部の大規模崩落が被害を甚大化したと推定される」との認識を示した。

2021年7月4日 日経新聞

盛土量5.4万立米はさらに造成土以外4.6万立米とともに崩落し、合計土量10万立米との見解が各局から出されているが、ここでは、阿須山中の造成土量の規模感を知るために、比較対照はあくまで造成された盛土量としている。(2021年7月9日修正)

一方、飯能市が推進してきた阿須山中メガソーラーの開発市有地17haでの造成土量は、35万立米と公表されている。切土は谷や沢を埋める盛土に利用し、外部への搬出は基本的にしないとされている。

一般的なメガソーラーは発電効率上、南斜面あるいは平坦地に設置されるが、阿須山中はほとんどが北斜面で平坦化のため大規模な造成工事が必要となる。それでも、発電効率は通常90%以上であるのに対して、阿須山中63%と極めて低効率であり、不自然である。

改訂

2021年7月9日 一部修正(青字)