この情報は資源エネルギー庁・固定価格買取制度事業者計画認定情報2020年7月31日の更新情報に基づいている。情報の誤り、変更等があれば、事業者のご指摘をいただきたい。 →情報提供フォーム。
メガソーラー事業については、近年、住民と事業者の間のトラブルが多く見受けられる。早期の情報開示と、円滑なコミュニケーションをはかり、双方ともに納得できる開発が望まれる。
青梅市今井メガソーラー計画
飯能市阿須山中メガソーラー開発区域の南西、最短数百メートルに、あらたな開発計画が存在する。東京都青梅市今井1丁目、加治丘陵の南辺(霞丘陵)の今井林道と七国峠尾根道の間の区域。 発電事業者の親会社は、メガソーラー開発大手のカナディアン・ソーラー・ジャパン(株)。
発電規模と推定面積
発電出力15MW、阿須山中計画と比較すると2.3倍。太陽電池合計出力は18.5MWで1.8倍ほどの規模。緩やかな南斜面で発電効率が良い。飯能市阿須山中のように、大規模な造成は不要と思われる。阿須山中や他のメガソーラーを参考にすると開発面積20haは十分に越えて、環境アセス対象となる。30haを越える可能性もある。
開発予定地を歩く
予定地は、上表に示した青梅市今井1丁目2560含めて合計16筆。今回は、その東南端を歩いた。
まず、青梅今井病院をめざす。この病院を右に見ながら北進、さらに、隣の青梅天使園(老人ホーム)を通過すると「今井林道」に入る。ここからは、車両進入禁止。手前に駐車できる(長時間駐車はお勧めしない)。徒歩で10分ほど北上した。入間市境側はところどころ針葉樹林が目立つが、奥に入ると広葉樹林が優勢になる。林道の西側(予定地側)は豊かな広葉樹林が続く。針葉樹林は少ない。道に倒木はなく、よく整備され、快適な散策路である。
国立音楽大学の合宿所用地が今井1-2612で、発電設備所在地の地番のひとつ1-2612-1に隣接。南側には施設や住宅地があるため、この周辺が東南端と思われる。
青梅天使園を過ぎると今井林道の入り口がある。左側柵内は国立音大合宿所
整備が不十分の旨の記載だが、実際には、よく整備され快適に散策できる林道だ清々しい広葉樹林が続く
今井林道の西側=予定地側は広葉樹が優勢