飯能市メガソーラー疑惑

阿須山中サッカー場問題解説 by azneko

「虚偽報告書」答弁事件

発生時期と場所・状況

2020年12月15日、飯能市議会12月定例会一般質問。午前の部。大津議員の市執行部に対する阿須山中土地有効活用事業進捗状況についての質問に対して、青田精一産業環境部長の答弁の中で、阿須山中メガソーラー開発計画に反対する「加治丘陵の自然を考える会・飯能」の名誉を毀損する発言をしている。概要は次の通り。

虚偽答弁概要

青田部長「(2020年)11月20日に行われたコクラン移植の際、加治丘陵の会が立ち会ったが移植中もいろいろ問題のある言動が目立つ中、極め付けに職員の静止を振り切り、生息地に入り込んで信じ難いことにコクランを踏みつけた」

 この答弁については、「部長は部内あるいは事業者からの伝聞を報告」との形をとっている。「直接に虚偽の答弁などしていない。報告書を読み上げただけ」として、今後の言い逃れに備えた形式をとった。しかし、この答弁は文書化されて「飯能市議会会議録」に残り、公開され続ける。公的事実として利用され続ける。名誉毀損効果が永続的であり、一地方自治体が市民団体及び市民に対する「違法脱法不適正等の行為」としては極めて悪質と言える。

当日その後

午後になって、滝沢議員が議事進行をかけ、青田部長の答弁の訂正を求めた。午後の登壇議員の一般質問が終了した後、滝沢議員の議事進行に対して、議長は執行部の用意した議場での答弁は調査に基づいており、議事進行は行わない、とした。

(以上は、加治丘陵の自然を考える会・飯能の代表のFB投稿の抄録を微修正)

解説

まず、コクランを踏みつけて損壊する行為に至ったのは、「加治丘陵の自然を考える会・飯能」の代表やメンバーではないことが複数の証言から判明している(コクラン損壊事件)。

同会は、同開発用地内でのコクラン発見に貢献し、その保護を県に対しても働きかけ、県希少種保護条例にもとづき、市への指導を導き出した。きわめて真っ当な環境保護団体であるにもかかわらず、飯能市は、幹部の虚偽答弁により、同会をコクラン損壊者に仕立て上げて、名誉を著しく傷つけた。

とくに、今年の6月から、市と市議有力者らは結託、議場を悪用して、「メール誤送信事件」「市民団体に対する反社扱い事件」などで、善良な市民を反社扱いし陥れる凶行を繰り返してきた飯能市得意の、「反社的手口」である。どちらが反社(もどき)なのかは、ファクトチェックすれば一目瞭然である。

今回の事件は、飯能市(および推進勢力)により阿須山中土地有効活用事業に反対する加治丘陵の自然を考える会・飯能およびその代表者を反社もどきに仕立て上げて、ネガティブキャンペーンの材料とすることを目的として仕組まれた。

市は、12月18日に、市内自治会の自治会長のうち「支部長」向けの阿須山中土地有効活用事業の説明会を開催する予定。ここでも、この虚偽答弁に基づき、飯能市側および推進勢力からは反対勢力を貶め、事業推進を利する発言が予想される。

青田部長の虚偽答弁・テレビ放送予定

次の日程で「飯能市議会12月定例会一般質問」の録画中継放送の予定。
飯能日高テレビ:2020年12月21日17時~ 虚偽答弁は大津議員の質問に対する答弁で実行された。他2名の一般質問及び答弁が放送される。他の放送日時は省略する。

参考

「加治丘陵の自然を考える会・飯能」代表のFB投稿
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1254228044948261&id=100010832311974