飯能市メガソーラー疑惑

阿須山中サッカー場問題解説 by azneko

伐採木問題解明のための基本資料

【目次】

土地賃貸借契約書

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土地賃貸借契約書

土地賃貸借契約書および細目覚書テキスト文(読みやすい。当ブログ記事)

市有林(伐採木)に関する条項抜粋

(現状変更の承認)
第9条 乙は、貸付物件の現状を変更しようとするときは、あらかじめ甲の承認を得なければならない。伐採した立木の取扱は甲乙協議の上、決定する。

土地賃貸借契約の細目に係る覚書

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土地賃貸借契約書細目覚書
伐採等費用負担および伐採木売却益取扱条項抜粋

3 乙(事業者)は伐採、伐根、搬出、加工、処分等(以下「伐採等」という)に係る費用を負担するものとし、伐木の売り払いにより生じた利益については、乙が負担した伐採等に係る費用に充てることが、できるものとする。

4 乙は、伐採等に関する数量、範囲等について、実施後速やかに甲(飯能市)に報告するものとする。

土地有効活用事業に関する基本協定書

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基本協定書
土地有効活用事業に関する基本協定書および細目覚書テキスト文(当ブログ。読みやすい)

土地有効活用事業に関する基本協定書の細目に係る覚書

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基本協定書細目覚書

飯能市収受の伐採木関連見積書

 

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樹木撤去工見積書

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原木売却費
説明

同日付で有限会社アート緑化(埼玉県飯能市)からの「相見積もり」を収受したが、樹木撤去工において、株式会社田中工業(埼玉県鳩山町)が安値であった。田中工業の見積が採用され、飯能市は、飯能インターナショナル・スポーツアカデミーに発注し、アカデミーは、田中工業を下請けとして発注との事実が2021年6月16日市の議会答弁で明らかになっている。なお、原木売却費(マイナス)については、赤字額が田中工業の方が上回っている。市はこれを「事業者による伐採木売却益」で補填した旨、答弁しているが、売却益金額については「事業者側の事業である」として、さらには、評価額についても説明をしていない(2021年6月16日定例会の財務部長答弁)。

財務部長答弁 市議会2021年6月16日

[長谷川議員]

では阿須山中の伐採木の評価額はいくらだったでしょうか?答弁願います。

[青田財務部長]

見積もり価格の額、原木の売却費でございますけども、田中工業の見積もりでは原木売却費が1167万3750円でございました。

一方、アート緑化の見積もりにおきましては、同じく売却、原木売却費1050万6375円でございました。以上です。

説明

長谷川議員が「伐採木売却益の評価額」を質問しているにもかかわらず、財務部長は「原木売却費」、すなわち、伐採後の加工、運搬費用等を回答している。

不都合な事実(例えば、「事業者伐採費用等の赤字を大幅に上回る利益が出た」など)があり、「論点ずらし」で故意に評価額を回答しなかったなども考えられる。

そもそも、事業者の工事プロセスの赤字を、市税で補填する、あるいは、それ以上の利益を得させることは、不正な利益供与とその背景に汚職等を容易に推認させる事案であり、飯能市は詳細で矛盾のない誠実な説明をする必要がある。

改訂

2021年7月15日 「土地有効活用事業に関する基本協定書」追加

2021年7月15日 「土地有効活用事業に関する基本協定書の細目に係る覚書」追加

2021年6月26日 見積書2通にそれぞれ明細を追加した。