飯能市メガソーラー疑惑

阿須山中サッカー場問題解説 by azneko

飯能市議3氏の当選効力審査開始/埼玉県選管

飯能市議3氏の当選効力審査開始】

埼玉県選挙管理委員会より報道発表資料公開

飯能市議会議員一般選挙における当選の効力に関する審査の申立てについて」
https://www.pref.saitama.lg.jp/e1701/news/page/news2021062501.html

飯能市議会議員選挙投票日2021年4月25日(日)が迫る4月22日(木)、23日(金)の2日間にわたり、飯能市役所玄関前駐車場で、大久保勝市長が野田直人氏、武田一宏氏及び加涌弘貴氏の3候補に対して応援演説を行った。このとき、約40名の市幹部、職員が列を成して、市長および候補者の方向に向かって拍手をもって応援の意思を明確に示した。

市議選応援職員動員事件/違法行為の疑いも
https://azx.hatenadiary.com/entry/2021/04/24/190719

これらの行為が、地方公務員法および公職選挙法に違反するとして、飯能市民が飯能市選挙管理委員会に異議申し出をして、3氏の当選無効を求めたが、棄却された。

しかし、埼玉県選挙管理委員会は同事案の申し立てを「当選の効力に関する審査」の対象として受理したのである。裁決は8月22日までに下される見込みである。

審査対象の市議について

違法行為が言われている保守系市議3名のうち、阿須山中メガソーラー関連にとくに関係性が強いのは、野田直人市議と武田一宏市議の2名。

野田市議は、2014年6月定例会で大久保市長の日本一のメガソーラー公約を絶賛し、阿須山中へのメガソーラー設置を初めて提言した。議会では、頻繁に議場退出を繰り返し、また、採決も頻繁に欠席するにもかかわらず、問責さえされない特別な存在のようだ。

阿須山中事業反対派に対する問題行動は突出している。

動画で検証「でっち上げられた恫喝」/飯能市議会
https://azx.hatenadiary.com/entry/2020/08/19/172726

武田市議は、2015年~2020年まで阿須山中事業推進の立役者のひとり内沼博史県議の秘書として活動した。

内沼県議は、事業者の顧問を公称していたものの、現在、Facebook等での投稿は削除されているようだ。

地元紙文化新聞では彼が事業者顧問であることを報じている。

彼は、事業者の県林地開発許可申請取得時期であった2020年3月~2021年3月まで所管の農林部関連の環境農林委員長。この時期には、県希少種動植物種保護条例を所管する環境部で希少種コクランを巡り事業者側で問題が生じていた。さらに、住民の事業同意書偽造、コクラン事件での公文書偽造疑惑など違法疑惑が明らかになって以降、2021年3月からは警察危機管理防災委員長に就いている。これが偶然か否かはわからない。

彼の公式サイトのプロフィールでは、2019年3月以降の更新がなく、この2つの委員長歴任には触れられていない(2021年6月29日現在)。